にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第173回です。
今回紹介するのは、カナダのバンドANNIHILATORのAlice In Hellです。
ANNIHILATORは、カナダを代表するスラッシュ・メタル・バンドのひとつです。
数多く語られていると思いますが、にわか目線で紹介します。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Jeff Waters – Guitars, Bass, Vocals (Backing)
Randy Rampage – Vocals (Lead)
Ray Hartmann – Drums
【Guest / Session】
Rolly Markwort – Vocals (Backing)
Paul Malek – Vocals (Backing)
Petra “Nelly” Wilson – Vocals (Backing)
Wayne Darley – Vocals (Backing)
Dennis Dubeau – Vocals (Backing)
Anthony Brian Greenham – Guitars
Alice In Hellは1枚目のアルバムで、1989年4月17日にRoadrunner Recordsからリリースされました。
国内盤も、1989年7月5日にFar East Metal Syndicateからリリースされています。
全9曲収録で、収録時間は約38分です。
自分はオリジナル盤を所有していません。
理由は後ほど書きますが、手に入れるまでに時間が掛かりました。
結局、手に入れたのは、2002年11月20日にRoadrunner Records Japanが再発した国内盤CDでした。
この再発盤には、ボーナス曲として、デモ3曲が収録されています。
再発盤は、全12曲収録で、収録時間は約50分となっています。
その収録曲は以下の通りです。
Crystal Ann
Alison Hell
W.T.Y.D.
Wicked Mystic
Burns Like A Buzzsaw Blade
Word Salad
Schizos (Are Never Alone) (Parts I & II)
Ligeia
Human Insecticide
Powerdrain (Demo)
Schizos (Are Never Alone) (Parts I & II / Demo)
Ligeia (Demo)
2曲目の「Alison Hell」は、ミュージック・ビデオが作られました。
なぜ、Alice In Hellアルバムを購入するのが遅れたかというと、上記に貼り付けたミュージック・ビデオにあります。
初めて聴いたのは、1989年当時だったと記憶しています。
その時、ヴォーカルのRandy Rampageの声が苦手でした。
そして、初期のANNIHILATORは、自分が苦手としていたテクニカル・スラッシュ・メタルの範疇に含まれているのも、遠ざける原因になりました。
とにかく、それらの要素が合わさり、ANNIHILATORに苦手意識が生まれました。
しかし、3枚目のアルバムSet The World On Fireを聴いた時、ANNIHILATORの印象が変わりました。
そして、すぐにSet The World On Fireを購入しました。
なので、初ANNIHILATORはSet The World On Fireです。
それ以降、ANNIHILATORを聴き続けています。
話が横道に逸れました。
元に戻ります。
それでは、Alice In Hellを購入することになったのか。
何度も他の記事で書かせてもらっていることですが、2000年前後に自分のスラッシュ・メタル熱が復活し、過去のスラッシュ・メタルのアルバムを集め始めました。
その中で、ANNIHILATORのこのアルバムも含まれていました。
その後、CDを探しましたが、なかなか見つかりませんでした。
しかし、2002年に国内盤で再発されたことによって、Alice In Hellアルバムを手に入れることができました。
Alison Hell1曲で判断して、敬遠していたAlice In Hellですが、ちゃんと最後まで聴いてみると、確かにテクニカルで展開は変わりますが、自分が想像していたほどの目まぐるしさはなく、緩急もあり、疾走感のある曲もあるスラッシュ・メタル・アルバムでした。
このアルバムを発売以降、約10年近く、聴いていなかったのを後悔しました。
今は、Randy Rampageの声も気にならなくなり、最後まで通して、聴けています。
Alison In Hellは、テクニカル・スラッシュ・メタルのアルバムとしても評価が高いです。
すでにお聴きになられた方は多いと思いますが、まだお聴きになられていない方は聴いてみてください。
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