にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第420回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドS.O.D.のSpeak English Or Dieです。
S.O.D.はSTORMTROOPERS OF DEATHの略です。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Billy Milano – Vocals
Scott Ian – Guitars
Dan Lilker – Bass, Vocals (Backing)
Charlie Benante – Drums, Vocals (Backing), Guitars (Lead) (Track 6)
皆さんご存じのことですが、Scott IanとCharlie BenanteはANTHRAXのメンバーで、Dan Lilkerは元ANTHRAXで、NUCLEAR ASSAULTのメンバー、そして、Billy MilanoはM.O.D.のメンバーです。
Speak English Or Dieは1枚目のアルバムで、1985年8月30日にMegaforce Recordsからリリースされました。
全21曲収録で、収録時間は約29分です。
オリジナル盤は、レコードとカセットのリリースでした。
初CD化は、1987年にCaroline Recordsから再発された時が最初です。
その際、ラストにINFERNOのカバー曲「Ram It Up」が追加収録されました。
再発盤CDは、全22曲収録で、収録時間は約30分です。
国内盤は、1992年3月25日にPolystarからリリースされました。
自分はオリジナル盤を持っていません。
自分が持っているのは、1998年7月18日にRock Recordsから再発された国内盤CDです。
国内盤CDの収録曲は以下の通りです。
March Of The S.O.D.
Seargent D & The S.O.D.
Kill Yourself
Milano Mosh
Speak English Or Die
United Forces
Chromatic Death
Pi Alpha Nu
Anti-Procrastination Song
What’s That Noise
Freddy Krueger
Milk
Pre-Menstrual Princess Blues
Pussy Whipped
Fist Banging Mania
No Turning Back
Fuck The Middle East
Douche Crew
Hey Gordy!
The Ballad Of Jimi Hendrix
Diamonds And Rust (Extended Version)
Ram It Up (Inferno)
5曲目のタイトル・トラック「Speak English Or Die」のサンプルを貼っておきます。
S.O.D.は初めての紹介です。
スラッシュ・メタル側からハードコア・パンク側に接近し、融合した作品です。
クロスオーバー・スラッシュ・メタルの代表的な作品でもあります。
「クロスオーバー」の意味は、ジャンルの垣根を乗り越えて音楽性を融合させるスタイルを指す音楽用語のことです(Wikipediaより抜粋)。
S.O.D.は、クロスオーバー・スラッシュ・メタルの最初のバンドのひとつとして知られています。
Speak English Or Dieは、クロスオーバー・スラッシュ・メタルの名盤とされています。
確か、この作品のレコーディングは、2日間で行われたはずです。
22曲も収録されていながら、1曲が短いので、約30分で聴き終えてしまいます。
クロスオーバー・スラッシュ・メタルの元祖を知りたければ、是非この作品を聴いてください。
楽しめると思います。
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