にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第623回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドBLOODCUMのThe Clothes Hanger Chronicles, Complete Recordings 1986 – 2014です。

このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Joey Hanneman – Vocals (Tracks 5-21)
Bobby Tovar – Guitars, Bass (Tracks 5-21)
George Hierro – Guitars, Bass (Tracks 5-21)
John Araya – Guitars, Bass (Tracks 5-21)
Jimmy Sotelo – Drums (Tracks 5-21)
ラインナップが分かっている曲のみ記載しています。
John Arayaは、SLAYERのヴォーカル/ベースのTom Arayaの実弟です。
Joey Hannemanは、SLAYERのギターだったJeff Hannemanの弟ではなく、冗談で名乗っているだけです。
The Clothes Hanger Chronicles, Complete Recordings 1986 – 2014はコンピレーション盤で、2024年10月24日にVic Recordsからリリースされました。
全33曲収録で、収録時間は約78分です。
CDはVic Recordからリリースされましたが、レコードは2024年11月25日にF.O.A.D. Recordsから2枚組でリリースされました。
レコードはジャケットが異なります。
それが下になります。

CDとレコードの収録曲は同じです。
収録曲は以下の通りです。
[Demo 1986]
Throbbing Heart
First To Die
Belligerent
Psychopath
[Debut EP 1987 (Demo 1987)]
Son Of Sam
Harassment By Farm Animals
Belligerent Youth
Live To Kill
First To Die
Happilly Married
[Death By A Clothes Hanger 1988]
Happily Married
Son Of Sam
Live To Kill
Good Hearted Man
Treatment Of Death
Death By A Clothes Hanger
Belligerent Youth
Harassment By Farm Animals
First To Die
Sike-O-Path!
Testing The Doorknob
[Wild Rags Records Limited Edition 1990 Split 12″]
Symptom Of The Universe (Black Sabbath)
Confused But Thinking
The World In Which We Live
[Live At Adams Avenue Theatre, San Diego, California, 01-02-1986]
Live To Kill
Belligerent Youth
Shackled And Chained
Treatment Of Death
[EP 2014]
Son Of Sam
Extatic
Nation
Land Of The Sun
Killing For Dog
12曲目の「Son Of Sam」のサンプルを貼っておきます。
BLOODCUMは初めての紹介になります。
アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスの出身です。
結成は1986年で、一度解散していますが、復活して、現在も活動中です。
ジャンル的には、スピード/スラッシュ・メタル/クロスオーバーになります。
BLOODCUMは2000年代になって、初めて知りました。
上にも書きましたが、SLAYERのヴォーカル/ベースのTom Arayaの実弟John Arayaが在籍していたバンドです。
もっと早く気付いても良さそうですが、全く知りませんでした。
スラッシュ・メタルのファンの方は、伝説のWild Rags Recordsからアルバムをリリースしたバンドとして知られていると思います。
Wild Rags Recordsについては、良くも悪くも個性的な作品を多くリリースしているレーベルのイメージしか持っていません。
自分は、2000年代になるまで、この事実も知りませんでした。
なので、完全に後追いです。
今回、このコンピレーション・アルバムを購入したので、上の2つの事実に興味をもったからです。
CDを聴いてみると、確かに、クロスオーバー系のスピード/スラッシュ・メタルでした。
時間的には短いですが、速い曲が多く、自分好みの内容でした。
デモやライブも収録されていますが、音は悪くないです。
ちなみに、唯一のアルバムであるDeath By A Clothes Hangerのアルバム・ジャケットは下になります。

このアルバムは、全10曲収録で、収録時間は約21分です。
上の収録曲の一覧では、全11曲になっていますが、オリジナル盤は全10曲です。
また、BLACK SABBATHの「Symptom Of The Universe」のカバーも収録されていますが、オリジナルの後半部分がカットされていますが、スピード感のあるカバーになっています。
このコンピレーション・アルバムをすべて聴くと、約78分かかりますが、いろいろな時代の曲が収録されていて、曲も速いので、飽きることなく、最後まで聴きとおせました。
もっと早く聴くべきでした。
ちょっと後悔してしまいました。
しかし、今はCDを入手できたので、問題ないです。
もし、この記事を読んで、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。


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