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1980年代の邪悪なスラッシュ・メタルを聴いてみよう

雑談
この記事は約5分で読めます。

今回は、1980年代前半に現れた邪悪なスラッシュ・メタルを聴かせていたバンドの作品を取り上げたいと思います。

具体的には、1983年から1985年にリリースされた作品です。

邪悪なスラッシュ・メタルは、1980年代前半がピークですが、その音楽性と精神性は、後にデス・メタルやブラック・メタルに引き継がれていきます。

そして、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)と邪悪なサウンドとイメージの元祖的存在であるVENOMの影響を受けています。

今回、紹介している作品には、整合性という言葉は似合いません。

荒々しい演奏を聴くことができますが、その勢いが邪悪さを醸し出しています。

そして、歌っている歌詞もイメージ先行で、文法的にもおかしく、稚拙なものもあります。

しかし、それらの演奏や歌詞が邪悪さを引き出していると思います。

1980年代前半は、スラッシュ・メタルの創成期です。

まだ、ピークを迎える前の段階です。

完成されていなくて、当たり前だと思います。

今回、取り上げた作品は、デビュー作品ばかりになりました。

そして、取り上げているバンドは、後に、成長して、スラッシュ・メタルの世界で地位を築いたバンドが多いです。

若かりし頃の過ちと思っているバンドもいるかも知れませんが、まだデビューしたばかりで、バンドとしての骨格を模索している時期でもあり、時代背景がそうさせたのかも知れません。

どのバンドも今回取り上げている作品を否定していないはずです。

この記事を書くにあたって、作品を聴き直しましたが、どれも好きな作品ばかりでした。

初めてスラッシュ・メタルを聴く方には、厳しい内容かも知れませんが、邪悪なスラッシュ・メタルを堪能したければ、是非とも聴いて欲しいものばかりです。

今回は、9枚の作品を選びました。

紹介している作品以外でも、邪悪なスラッシュ・メタルを聴かせているバンドが居るかも知れませんが、もし漏れているバンドがいるようであれば、ご容赦願います。

紹介している順番は、バンドをアルファベット順に並べただけです。

作品のジャケットとYouTubeを貼らせていただきます。

それでは、紹介していきたいと思います。

BATHORY – Bathory

1984年10月2日、Black Mark Productionからリリース。

ファースト・アルバム。

スウェーデン出身。

初期の作品はブラック・メタルの起源となる重要なバンド。

録音状態は良くないが、VENOM影響下のスラッシュ・メタルを聴くことができる。

BULLDOZER – The Day Of Wrath

1985年3月13日、Roadrunner Recordsからリリース。

ファースト・アルバム。

イタリア出身。

下品さと冒涜的なイメージを持つバンド。

ロックン・ロールが根底にあるスラッシュ・メタル。

CELTIC FROST – Morbid Tales

1984年11月、Noise Recordsからリリース。

ファーストEP。

スイス出身。

HELLHAMMERから発展的に誕生したバンド。

最初から疾走感のある曲もあるが、ヘヴィで緩急のある楽曲が特徴的。

DESTRUCTION – Sentence Of Death

1984年11月10日、SPV / Steamhammerからリリース。

ファーストEP。

ドイツ出身。

DESTRUCTIONが邪悪さを醸し出していた頃の作品。

技術的には問題ありだが、スピード感のある楽曲を聴くことができる。

HELLHAMMER – Apocalyptic Raids

1984年4月、Noise Recordsからリリース。

ファーストEP。

スイス出身。

CELTIC FROSTの前身バンド。

邪悪さ満点の疾走感のある楽曲を聴くことができる。

POSSESSED – Seven Churches

1985年10月16日、Combat Recordsからリリース。

ファースト・アルバム。

アメリカ出身。

リリース当時、メンバーは現役の高校生。

「Death Metal」という曲が収録されているように、デス・メタルの誕生に一役買った作品。

SEPULTURA – Bestial Devastation

1985年12月1日、Cogumelo Recordsからリリース。

ファースト・スプリット・アルバム。

ブラジル出身。

ブラジルから世界的存在になったバンド。

同じレーベルのOVERDODEとのスプリット盤でデビューを果たすが、聴こえてくるのは、ブラック/スピード・メタルの元祖的な荒々しい楽曲。

SLAYER – Show No Mercy

1983年12月3日、Metal Blade Recordsからリリース。

ファースト・アルバム。

アメリカ出身。

悪魔的なイメージで活動していた頃のアルバム。

NWOBHMの影響を受けており、攻撃的で、原始的なスラッシュ・メタルが聴ける。

SODOM – In The Sign Of Evil

1985年1月、Devil’s Gameからリリース。

ファーストEP。

ドイツ出身。

ブラック/スピード・メタル時代の作品。

演奏はめちゃくちゃで、歌詞も稚拙だが、勢いがそれらを帳消しにしている。

9枚紹介しましたが、内6枚がヨーロッパのバンドです。

NWOBHMやVENOMの音楽的な影響から地域的にも近いヨーロッパの方が邪悪なバンドを輩出しやすかったのでしょうか。

アメリカ大陸のバンドは、POSSESSED、SEPULTURAとSLAYERですが、特にSLAYERはまだNWOBHMの影響下にある作品なので、やはりヨーロッパの影響が強いです。

これらの作品以外にも邪悪な作品は多く存在しますが、スラッシュ・メタルが発展していくにつれて、邪悪さは影をひそめるようになります。

やはり、邪悪さはマイナーな存在でこそ、本領を発揮します。

紹介している作品は、約40年前のものばかりですが、これからもこれらの作品を聴き続けると思います。

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