にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第631回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドIRON ANGELのHellish Crossfireです。

このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Dirk Schröder – Vocals
Sven Strüven – Guitars (Rhythm, Lead)
Peter Wittke – Guitars (Rhythm), Guitars (Lead) (Tracks 1, 5, 6)
Thorsten Lohmann – Bass
Mike Matthes – Drums
Hellish Crossfireは1枚目のアルバムで、1985年7月にSPV / Steamhammerからリリースされました。
全10曲収録で、収録時間は約42分です。
当初は、レコードとカセットのリリースでした。
初めてのCDは、1988年にSPV / Steamhammerからリリースされました。
自分は、オリジナル盤を持っていません。
自分が持っているのは、2004年12月27日にMarquee Recordsが再発したCDです。
この再発盤CDには、ボーナス曲として、1984年1月にリリースされたデモPower Metal Attackの6曲が追加収録されています(オリジナルは7曲ですが、今作では1曲目と2曲目がまとめられています)。
なので、全16曲収録で、収録時間は約68分です。
その再発盤の収録曲は以下の通りです。
The Metallian
Sinner 666
Black Mass
The Church Of The Last Souls
Hunter In Chains
Rush Of Power
Legions Of Evil
Wife Of The Devil
Nightmare
Heavy Metal Soldiers
Open The Gate / Devil’s Gate (Demo) (Bonus Track)
Rush Of Power (Demo) (Bonus Track)
Maniac Of The Night (Demo) (Bonus Track)
Sea Of Flames (Demo) (Bonus Track)
Wife Of The Devil (Demo) (Bonus Track)
Hounds Of Hell (Demo) (Bonus Track)
1曲目の「The Metallian」のサンプルを貼っておきます。
IRON ABGELは初めてのアルバム紹介です。
ドイツのハンブルク出身のバンドです。
ジャンルとしては、パワー/スピード/スラッシュ・メタルに分類されます。
IRON ANGELは、1980年にMETAL GODSとして結成されました。
1983年まで活動しましたが、1983年にIRON ANGELに改名しました。
そして、1986年まで活動しました。
その後は、復活と活動休止を繰り返します。
1997年から2007年、2015年から2022年と2024年から2025年までです。
2019年には、初来日を果たしています。
最終的には、2025年に解散しています。
ヴォ―カルだったDirk Schröderが2025年に亡くなったのが理由かも知れません。
ここからは、Hellish Crossfireのことを書いていきます。
1曲目の「The Metallian」から疾走感と勢いのある曲が始まります。
その後も疾走感溢れる楽曲は続きます。
9曲目の「Nightmare」という曲では、スローな展開から始まる疾走感のある曲が聴けます。
同じ様な調子が続くのを避けているのでしょうね。
1985年の時点で、アルバム全編でこんなにスピード感のある楽曲をやっていたバンドは多くなかったと思います。
速い曲が気に入っておられる方には、受け入れてもらいやすいバンドだと思います。
ボーナス曲であるPower Metal Attackデモですが、音質は良くないものの、スピード感のある楽曲を聴くことができます。
IRON ANGELですが、2023年から2024年にかけて、この作品がHigh Roller Recordsからいろいろなフォーマットで再発されています。
ボーナス曲はありませんが、嬉しい再発だと思います。
もし、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。


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