にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第504回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドTANKARDのThe Tankardです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Andreas “Gerre” Geremia – Vocals
Andy Boulgaropoulos – Guitars
Frank Thorwarth – Bass
Olaf Zissel – Drums
前作からギターが一人抜けて、ドラムが交代しています。
The Tankardは7枚目のアルバムで、1995年10月2日にNoise Recordsからリリースされました。
全10曲収録で、収録時間は約45分です。
自分はオリジナル盤を所有していません。
自分が持っているのは、TANKWART(ドイツ語で、ガソリン・スタンドの係員、の意味)という別名義でリリースしたAufgetanktというアルバムとのカップリング盤です。
このAufgetanktは、ドイツのメタル/パンクのドイツ語のカバー曲が中心で、全9曲収録で、収録時間は約27分という作品です。
アルバム・ジャケットは下になります。
このカップリング盤は、2011年7月11日にSanctuary Recordsからリリースされました。
なので、全19曲収録で、収録時間は約72分です。
カップリング盤の収録曲は以下の通りです。
[The Tankard]
Grave New World
Minds On The Moon
The Story Of Mr. Cruel
Close Encounter
Poshor Golovar
Mess In The West
Atomic Twilight
Fuck Christmas
Positive
Hope?
[TANKWART “Aufgetankt”]
Liebesspieler (Die Toten Hosen)
Pogo In Togo (United Balls)
Hurra, Hurra, Die Schule Brennt (Extrabreit)
Herr. D (Marius Müller-Westernhagen)
Sternehimmel (Hubert Kah)
König Von Deutschland (Rio Reiser)
Elke (Die Ärzte)
Skandal Im Sperrbezirk (Spider Murphy Gang)
Billiger Slogan
1曲目の「Grave New World」のサンプルを貼っておきます。
TANKARDは6記事目になります。
アルバム紹介としては、7枚目の作品です。
TANKARDのこのアルバムは、後追いで購入しました。
2011年にバック・カタログが再発されたのを機に、アルバムを揃えました。
自分は、初期TANKARDの暴走スラッシュが好みで、この辺りの作品を良く聴いています。
1990年代の作品は後追いということもあり、そんなに聴きこんでいません。
なので、的外れなことを書いているかも知れません。
今回紹介しているThe Tankardですが、非常に聴きやすいアルバムです。
程よく疾走感はありますが、初期に聴けたような激速チューンはありません。
軽快な楽曲が並んでいます。
1995年という時代背景を考えても、多くのスラッシュ・メタル・バンドが陥った全編ダークで、ヘヴィなサウンドではありません。
スローな曲もありますが、アルバム全編でそれをやっていないので、気にはなりません。
カップリングのTANKWARTのアルバムAufgetanktですが、こちらも軽快な楽曲を聴くことができます。
メンバー・チェンジもありましたが、スラッシュ・メタルにとって不遇の時代だった1990年代も継続して活動していたTANKARDの作品です。
もし、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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