にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第239回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドDEATHROWのRaging Steelです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Milo – Vocals, Bass
Thomas Priebe – Guitars
Sven Flügge – Guitars
Markus Hahn – Drums
1枚目のアルバムSatan’s Gift (Riders Of Doom)と同じメンバーでレコーディングされました。
Raging Steelは2枚目のアルバムで、1987年9月1日にNoise Recordsからリリースされました。
全9曲収録で、収録時間は約43分です。
自分はオリジナル盤を持っていません。
自分が持っているのは、2008年9月15日にDispleased Recordsからリリースされた再発盤CDです。
この再発盤は、国内盤仕様でDisk Unionから2008年10月25日にリリースされています。
この再発盤には、前身バンドであるSAMHAINの1986年発表のデモEternal Death5曲がボーナス曲として収録されています。
なので、全15曲収録で、収録時間は約64分です。
再発盤の収録曲は以下の通りです。
The Dawn
Raging Steel
Scattered By The Wind
Scattered By The Wind
Dragon’s Blood
The Thing Within
Pledge To Die
Mortal Dread
The Undead Cry
Beyond The Light
Intro (Samhain Demo “Eternal Death”1986) (Bonus Track)
Slaughtered (Samhain Demo “Eternal Death”1986) (Bonus Track)
Violent Omen (Samhain Demo “Eternal Death”1986) (Bonus Track)
Riders Of Doom (Samhain Demo “Eternal Death”1986) (Bonus Track)
Samhain (Samhain Demo “Eternal Death”1986) (Bonus Track)
3曲目の「Scattered By The Wind」は、再発盤では不具合なのか、2曲に分かれてしまっています。
なので、3曲目と4曲目が同じ曲名になっています。
2曲目の「Raging Steel」のサンプルを貼っておきます。
DEATHROWの紹介は、2回目になります。
前回の1枚目のアルバムSatan’s Giftの時にも書きましたが、DEATHROWを知ったのは遅かったです。
その存在を知ったのは、2000年代になってからです。
慌てて、アルバムを探しましたが、リリースされてから10年以上経っていたので、見つけるのは困難でした。
しかし、2008年にSatan’s GiftとRaging SteelのCDが再発されることになり、手に入れることができました。
DEATHROWは解散するまでに、4枚のアルバムを残していますが、今ではすべてのアルバムが再発されたおかげで、すべて揃えることができました。
話をRaging Steelに戻します。
自分の好きな疾走感のあるドカドカ系の突撃スラッシュ・メタルです。
1枚目のアルバムSatan’s Giftは疾走系の曲が多い印象でしたが、今回はミドル・テンポの曲も収録されています。
それは、単調な楽曲の流れを断ち切り、飽きることがないように、工夫がされています。
それでも、速い曲はあるので、最後まで一気に聴きとおすことができました。
自分が持っているCDでは、前身バンドSAMHAINのデモが収録されているので、Raging Steel本編とは趣が異なります。
デモなので、音質は良くないですが、荒々しく、激しいです。
気に入っています。
その後、3枚目のアルバムDeception Ignoredと4枚目のアルバムLife Beyondでは、テクニカルで、プログレッシブなスラッシュ・メタルになります。
DEATHROWには突撃スラッシュ・メタルを期待していたので、最初は変化についていけませんでした。
しかし、何度か聴いているうちに、問題なく、聴きとおせるようになっていきました。
今後、テクニカルなスタイルのアルバムであるDeception IgnoredとLife Beyondも紹介したいと思います。
Raging Steelは2018年にも再発されましたが、現在でもCDが入手可能なようです。
機会があれば、一度聴いてみてください。
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