にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第449回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドOVERKILLのW.F.O.です。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Bobby “Blitz” Ellsworth – Vocals
Merritt Gant – Guitars
Rob Cannavino – Guitars, Guitars (Acoustic), Vocals
D.D. Verni – Bass, Vocals
Tim Mallare – Drums
【Guest / Session】
Doug Cook – Keyboards
W.F.O.は7枚目のアルバムで、1994年7月15日にAtlantic Recordsからリリースされました。
W.F.O.はWide Fucking Openの略です。
意味は、バイク用語で「思いっきりスロットルを全開にすること」です。
全99曲収録で、収録時間は約71分です。
ちなみに、12曲目から97曲目と99曲目は無音です。
実質は、全12曲収録で、収録時間は約58分です。
国内盤は、1994年8月25日にAtlantic Recordsからリリースされました。
国内盤のレーベルは、多分違うと思いますが、記載しておきます。
輸入盤も国内盤も内容は同じです。
収録曲は以下の通りです。
Where It Hurts
Fast Junkie
The Wait – New High In Lows
They Eat Their Young
What’s Your Problem
Under One
Supersonic Hate
R.I.P. (Undone)
Up To Zero
Bastard Nation
Gasoline Dream
Hidden Bonus Track “Heaven And Hell” (Black Sabbath) And “The Ripper” (Judas Priest) And “Voodoo Child” (Jimi Hendrix)
98曲目は、上記に記載しているHidden Bonus Trackになります。
2曲目の「Fast Junkie」と10曲目の「Bastard Nation」は、ミュージック・ビデオが作られました。
OVERKILLは6回目の紹介です。
この時点で、スタジオ・フル・アルバムは7枚リリースされていますが、前作の6枚目のアルバムI Hear Blackを飛ばしています。
理由は、I Hear Blackの作風が、重くて、暗く、スラッシュ・メタルの範疇に入るか微妙なものだったからです。
しかし、今後、I Hear Blackも紹介する時が来るかも知れません。
ちょっと考えたいと思います。
話をW.F.O.に戻します。
今作は前作と異なり、スラッシュ・メタルに回帰したアルバムになっています。
ただし、1980年代のスラッシュ・メタルではなく、1990年代のヘヴィさを前面に出した音楽性を取り入れた作品です。
なので、全編を通して、ヘヴィさを感じます。
しかし、疾走感のある曲やミドル・テンポの曲もあり、バラエティに富んでいます。
ギターも鋭いですが、全体的にベースが目立っています。
このアルバムでは、1990年代のスラッシュ・メタルを聴くことができます。
興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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