にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第463回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドDEAD ONのDead Onです。
上は再発盤のアルバム・ジャケットです。
オリジナル盤のアルバム・ジャケットは縁取りがありません。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Mike Raptis – Vocals
Tony Frazzitta – Guitars (Lead)
Michael Caronia – Guitars (Lead)
John Lindner – Bass
Mike “Drunk” Caputo – Drums
Dead Onは1枚目、且つ唯一のアルバムで、1989年にSBK Recordsからリリースされました。
全9曲収録で、収録時間は約49分です。
自分はオリジナル盤を持っていません。
自分が所有しているのは、2012年11月6日にDivebomb Recordsが再発した2枚組CDです。
この再発盤は、1枚目がDead Onアルバム9曲とミュージック・ビデオ2曲、2枚目が1991年にリリースしたEPのAll Four Youの4曲、未発表曲1曲、1987年のデモ4曲とビデオ1曲が収録されています。
ビデオを除くと、全18曲収録で、収録時間は約93分です。
再発盤2枚組CDの収録曲は以下の通りです。
[Disc 1]
Salem Girls
Beat A Dead Horse
The Widower
The Matador’s Nightmare
Full Moon
Escape
Merry Ship
Different Breed
Dead On
Beat A Dead Horse (Video)
Full Moon (Video)
[Disc 2]
One For You (All Four You – 1991)
Every Day On Earth (All Four You – 1991)
Lost At Sea (All Four You – 1991)
Do What You Want (All Four You – 1991)
Turning Japanese (Previously Unreleased)
Medusa (The Limit Demo – 1987)
Third Reich (The Limit Demo – 1987)
Comin’ Back (The Limit Demo – 1987)
No Clue (The Limit Demo – 1987)
Lost At Sea (Video)
Disc 1の2曲目「Beat A Dead Horse」と5曲目の「Full Moon」は、ミュージック・ビデオが作られました。
また、Disc2のAll Four You EPの3曲目「Lost At Sea」も、ミュージック・ビデオが作られました。
DEAD ONは初めてのアルバム紹介です。
ニューヨーク州ロング・アイランド出身のバンドです。
1986年結成で、1991年まで活動しました。
1989年には、Shockerというホラー映画のサウンドトラックに、Disc 1の8曲目「Different Breed」が使われています。
そして、その曲は、MEGADETHがカバーしたAlice Cooperの曲「No More Mr. Nice Guy」シングルのB面に収録されました。
自分は、それで、DEAD ONを知りました。
当初は、リアル・タイムで、アルバムを購入しなかったように、また、MEGADETHのシングルのB面に収録されていたにも関わらず、関心は薄かったです。
DEAD ONをフルで聴いてみたいと思ったのは、2012年のDivebomb Recordsの再発がきっかけです。
そうして手に入れたアルバムDead Onの内容は、程よく疾走感のあるピュアなスラッシュ・メタルを聴くことができました。
タイプ的には、MELIAH RAGE、OVERKILLやMEGADETHなどの名前を思い浮かべました。
Disc 2も聴きましたが、1991年リリースのAll Four You EPは、全体的に疾走感と勢いを感じさせますが、ファースト・アルバムDead Onとは音楽性が異なります。
ちなみに、ヴォーカルもCarl Frazzittaに変わっています。
1987年のデモThe Limitは、Dead Onアルバムよりも正統派ヘヴィ・メタルやパワー・メタルの要素を強く感じます。
DEAD ONは、活動期間が短かったために、あまり知られていないかも知れません。
もし、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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