にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第508回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドTESTAMENTのFirst Strike Still Deadlyです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Chuck Billy – Vocals
Alex Skolnick – Guitars (Lead)
Eric Peterson – Guitars
Steve DiGiorgio – Bass
John Tempesta – Drums
【Guest / Session】
Steve (Zetro) Souza – Vocals (Tracks 10, 11)
Tommy L. – Vocals (Backing)
Walter M. – Vocals (Backing)
Larry (Sssshhhhh) – Vocals (Backing)
Stevie D. – Vocals (Backing)
Elric – Vocals (Backing)
Hikko – Vocals (Backing)
今作では、ギターはオリジナル・メンバーだったAlex Skolnickが復帰し、ドラムはJohn Tempestaに交代しています。
ゲストのSteve (Zetro) Souzaは、EXODUSでお馴染みですが、TESTAMENTの前身バンドLEGACYのヴォーカルでした。
First Strike Still Deadlyは9枚目のアルバムで、2001年10月24日にSpitfire Recordsからリリースされました。
全11曲収録で、収録時間は約49分です。
国内盤は、2002年2月9日にUniversal Music Groupからリリースされました。
アルバム・ジャケットが輸入盤と異なります。
そのジャケットは下になります。
国内盤は、ボーナスとして、2001年に行われた「Thrash Of The Titans」の一部がエンハンスド・ビデオとして収録されています。
このエンハンスド・ビデオが目的で、輸入盤を持っていたにも関わらず、国内盤も購入しました。
輸入盤の収録曲は以下の通りです。
First Strike Is Deadly
Into The Pit
Trial By Fire
Disciples Of The Watch
The Preacher
Burnt Offerings
Over The Wall
The New Order
The Haunting
Alone In The Dark
Reign Of Terror
1曲目の「First Strike Is Deadly」のサンプルを貼っておきます。
TESTAMENTは9枚目のアルバム紹介になります。
本作First Strike Still Deadlyは、前身バンドLEGACYのデモ「Demo:1」、ファースト・アルバムThe Legacyとセカンド・アルバムThe New Orderの収録曲を選んで、再録したアルバムです。
このアルバムは、2001年に亡くなったDEATHのChuck Schuldinerに捧げられています。
LEGACYの曲を再録しているので、LEGACYのヴォーカルだったSteve (Zetro) Souzaが参加しています。
本来は、初期の作品をリミックスしたかったようですが、当時は諸問題でリミックスできなかったようなので、初期の曲を再録したようです。
初期2枚のアルバムは、2024年になって、リマスターされたものが発表されたので、ようやく目的が果たせたようです。
このアルバムでは、音質も向上し、初期の曲が迫力を持って、蘇っています。
内容も初期のベスト的な選曲で、素晴らしいです。
2018年1月26日にNuclear Blastから再発されたバージョンは、またアルバム・ジャケットが変更になっています。
内容は変更ありません。
この作品がリリースされた後、スラッシュ・メタル・バンドが再録アルバムを発表するようになりましたが、きっかけを作ったのが、このFirst Strike Still Deadlyだと思います。
そんな作品ですが、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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