にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第596回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドMEKONG DELTAのMekong Deltaです。

上は2025年再発盤のアルバム・ジャケットです。
下がオリジナル盤のアルバム・ジャケットになります。

色合いが異なっているだけですね。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Keil – Vocals
Rolf Stein – Guitars
Vincent St. Johns – Guitars
Björn Eklund – Bass
Gordon Perkins – Drums
ギターの二人は、共にLIVING DEATHのメンバーで、この作品では、仮名を使用しており、Rolf SteinはFrank Frickeで、Vincent St. JohnsはReiner Kelchです。
ベースのBjörn EklundはAaarrg Recordsの創設者で、このアルバムのプロデューサーでもあるRalf Hubertです。
ドラムのGordon PerkinsはRAGE、AXEL RUDI PELLやHEADHUNTERなどで活躍するJörg Michaelです。
RAGEのPeter “Peavy” Wagnerは当初、ベースを担当していましたが、1987年にバンドを離れました。
メンバーが仮名を使用するのは、1990年まで続きました。
Mekong Deltaは1枚目のアルバムで、1987年にAaarrg Recordsからリリースされました。
全9曲収録で、収録時間は約36分です。
国内盤は、1990年11月21日にMetal Maniaからセカンド・アルバムThe Music Of Erich Zannとのカップリングでリリースされました。
自分はオリジナル盤や国内盤を持っていません。
自分が持っているのは、2025年4月2日にHigh Roller Recordsから再発されたCDです。
収録内容は、オリジナル盤と同じです。
その収録曲は以下の通りです。
Without Honour
The Cure
The Hut Of Baba Yaga
Heroes Grief
Kill The Enemy
Nightmare Patrol
Shivas Return
Black Sabbath
Back Home
1曲目の「Without Honour」のサンプルを貼っておきます。
MEKONG DELTAは初めての紹介になります。
今回は、デビュー・アルバムのセルフ・タイトル作品Mekong Deltaのことを書きます。
1985年に結成。
ドイツのノルトラインヴェストファーレン州フェルバート出身です。
結成からコンスタントに作品をリリースしており、現在も活動中です。
実は、MEKONG DELTAのことはリアル・タイムで知っていました。
ジャンルに分類されているプログレッシブ・スラッシュ・メタルを聴くのが苦手だったので、今まで避けてきました。
絶対、最後まで聴きとおせないと思っていました。
最近は克服できたのか、プログレッシブなメタル音楽も聴くことが苦痛ではなくなったので、MEKONG DELTAも聴きたくなっていました。
そんな時、偶然にも、2025年に初期4作品が再発されるニュースを見ました。
この機会を逃すと、また、いつ手に入れられることができるか、分からないので、見つけたら、即購入を決めていました。
そして、今回、見つけることができたので、お試しでファースト・アルバムを買ってみました。
聴いてみて、後悔しました。
曲の展開に複雑さがあり、緩急があるものの、思っていたほどではなく、聴きやすいものでした。
そして、スラッシュ・メタルらしい疾走感と勢いを感じることができました。
もっと早く聴くべきでした。
このファースト・アルバムは、スラッシュ・メタル色が強いのかも知れません。
セカンド・アルバム以降は聴いていないので、分かりませんが、クラシックとの融合など実験的なことを始めるので、もっと複雑なことになっているのかも知れません。
しかし、興味はあります。
いずれは聴いてみたいと思います。
もし、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。


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