にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第89回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドMORDREDのFool’s Gameです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Arthur Liboon – Bass
Danny White – Guitars
Jim Taffer – Guitars
Gannon Hall – Drums
Scott Holderby – Vocals
このアルバムには以下のメンバーもゲストとして参加しています。
Chuck Billy (TESTAMENT) – Vocals (Backing)
Ken Elkinton – Vocals (Backing)
Sothira Proudflesh – Vocals (Backing)
Paul Moraga – Vocals (Backing)
John Bryant – Vocals (Backing)
Rich Wilde (RUFFIANS) – Vocals (Backing)
Andy Anderson (ATTITUDE ADJUSTMENT) – Vocals (Backing)
Mike Coons (LAAZ ROCKIT) – Vocals (Backing)
Aaron ‘DJ Pause’ Vaughn – Keyboards, Turntables (Tracks 3, 9)
なお、Aaron ‘DJ Pause’ Vaughnは、1991年リリースのEsse Quam Videri EPからMORDREDの正式なメンバーとして加入しています。
Fool’s Gameは1枚目のアルバムで、1989年にNoise Recordsからリリースされました。
全10曲収録で、収録時間は約39分です。
9曲目は、Rick Jamesのカバーとなっています。
収録曲は以下の通りです。
State Of Mind
Spectacle Of Fear
Every Day’s A Holiday
Spellbound
Sever And Splice
The Artist
Shatter
Reckless Abandon
Super Freak (Rick James)
Numb
3曲目の「Every Day’s A Holiday」はミュージック・ビデオが作られました。
このミュージック・ビデオを観ると、こういった曲が並んでいると勘違いしますが、アルバムに収録されているスラッシュ・メタルっぽい曲が霞んでしまいます。
このアルバムでも片鱗をうかがうことができますが、ファンクの影響が見え隠れしています。
しかし、このFool’s Gameでは、まだベイ・エリア・スラッシュ・メタルしています。
自分は1曲目の「State Of Mind」が好きなんですが、ここで聴ける分厚いギターなんかは、まだスラッシュ・メタルしていると思います。
2枚目以降のアルバムは、ほとんど聴いたことがないので、内容はまったく分かりません。
しかし、ファンクの要素が強くなり、スラッシュ・メタルからかけ離れていったようです。
機会があれば、自分の耳で確かめてみます。
ベイ・エリア・スラッシュ・メタルが好きな方には、この1枚目のアルバムFool’s Gameをおすすめします。
ちなみに、2021年にFool’s Gameを含むNoise Records時代の3枚のアルバムが、The Noise Yearsというタイトルで3枚組CDで再発されています。
下がアルバム・ジャケットです。
今ならまだ手に入れるチャンスはあると思いますが、Fool’s Game単体でデジタル配信もされているようなので、それを貼っておきます。
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