※当サイトはアフィリエイト広告を利用しております。

Neo-DESTRUCTIONとは何ですか

DESTRUCTION
この記事は約5分で読めます。

ドイツのレジェンド・スラッシュ・メタル・バンドDESTRUCTION

現在も精力的に活動しています。

そんなDESTRUCTIONですが、1990年代に低迷期を迎えます。

ヴォーカルで、ベースを担当していたSchmierが1989年にバンドから脱退して、1999年に復帰するまでが当てはまるかも知れません。

DESTRUCTIONとして、Schmierが参加していない1990年リリースの作品Cracked Brainは、公式な作品として唯一認められていますが、1994年から1998年にリリースした3作品については、触れられたくないらしく、公式のディスコグラフィーからは抹消されています。

この時期は、Neo-DESTRUCTION期として、今のDESTRUCTIONとは別物として扱われています。

今のDESTRUCTIONには触れられたくない歴史かも知れませんが、どんな音楽をやっていたのか興味があり、調べてみることにしました。

1994年から1998年にリリースした作品は、下記の3作品です。

まずは、1994年2月26日にバンド名を冠したEPであるDestructionをBrain Butcherからリリースします。

レコーディング・メンバーは以下の通りです。

Thomas Rosenmerkel – Vocals

Mike Sifringer – Guitars

Michael Piranio – Guitars

Christian Engler – Bass

Oliver Kaiser – Drums

唯一のオリジナル・メンバーとなってしまったギターのMike Sifringer、1987年からバンドに参加しているドラムスのOliver Kaiserと1990年のアルバムCracked BrainではガストだったベースのChristian Engler以外は、新メンバーです。

全5曲収録で、収録時間は約21分です。

収録曲は以下の通りです。

Decisions

I Kill Children

Things Of No Importance

Smile

Speaker

サンプルを貼っておきます。

そして、1995年6月9日に2枚目のEPであるThem Not MeをBrain Butcherからリリースします。

レコーディング・メンバーは以下の通りです。

Thomas Rosenmerkel – Vocals

Mike Sifringer – Guitars

Michael Piranio – Guitars

Christian Engler – Bass

Oliver Kaiser – Drums

メンバー・チェンジはありません。

全6曲収録で、収録時間は約20分です。

収録曲は以下の通りです。

Scratch The Skin

Live To Start Again

Bright Side Of Leprocy

Push Me Off The Windowsill

Mole

Mentally Handicapped Enterprise

サンプルを貼っておきます。

そして、1998年に初のアルバムThe Least Successful Human CannonballをBrain Butcherからリリースします。

上記2作品にはあったバンド・ロゴがなくなりました。

レコーディング・メンバーは以下の通りです。

Thomas Rosenmerkel – Vocals

Mike Sifringer – Guitars

Michael Piranio – Guitars

Christian Engler – Bass

Oliver Kaiser – Drums

前作のEPと同じメンバーで制作されました。

全11曲収録で、収録時間は約46分です。

収録曲は以下の通りです。

Formless, Faceless, Nameless

Tick On A Tree

263 Dead Popes

Cellar Soul

God Gifted

Autoaggression

Hofffmannn’s Helll

Brother Of Cain

A Fake Transition

Continental Drift I

Continental Drift II

サンプルを張っておきます。

この時期のDESTRUCTIONは、これまで築き上げてきたスラッシュ・メタルを捨て、まったく違うものになっています。

スラッシュ・メタル・バンドというよりも、1990年代の時代に迎合した音楽性の普通のバンドになってしまいました。

1980年代や1999年以降のDESTRUCTIONとは、音楽性が異なっています。

とにかく、Schmier在籍時代の緊張感と勢いはありません。

そのイメージを持って聴くと、間違いなく違和感を持ちます。

DESTRUCTIONの名前ではなく、別のバンド名でやった方が良かったと思います。

当のDESTRUCTIONとすれば、異なる音楽性もあり、別物にしたい気持ちになるのも分かります。

1999年にSchmierが復帰して、デモThe Butcher Strikes Backを制作します。

ここで、ようやく往年のDESTRUCTIONの姿を取り戻すことになります。

そして、今もアグレッシブで勢いのあるスラッシュ・メタルを聴かせてくれています。

DESTRUCTIONにもこういう時代があったんだと認識しておきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました