にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第337回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドDESTRUCTIONのCracked Brainです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
André Grieder – Vocals
Mike Sifringer – Guitars, Bass
Harry Wilkens – Guitars, Bass
Oliver Kaiser – Drums
【Guest / Session】
Christian Engler – Bass (Additional)
ヴォーカル兼ベースのSchmierが抜けた後に制作されたアルバムです。
Schmierがいないアルバムで、唯一のバンド・オフィシャル・アルバムです。
このアルバムで歌っているヴォーカルのAndré Griederは、スイスのスラッシュ・メタル・バンドPOLTERGEISTのヴォーカルですが、ゲストでこのアルバムに参加した認識です。
ゲストでベースを弾いているChristian Englerは、後に正式なメンバーになります。
Cracked Brainは4枚目のアルバムで、1990年6月1日にSPV / Steamhammerからリリースされました。
全9曲収録で、収録時間は約39分です、
収録曲は以下の通りです。
Cracked Brain
Frustrated
S.E.D.
Time Must End
My Sharona (The Knack)
Rippin’ You Off Blind
Die A Day Before You’re Born
No Need To Justify
When Your Mind Was Free
5曲目はTHE KNACKのカバー曲「My Sharona」です。
なぜ、この曲をカバーしたのかは、当時のインタビューで、メンバーが理由を語っていました、
「METALLICAがDIAMOND HEADのカバーをするより面白いだろ。」とか言っていた気がします。
1曲目のタイトル・トラック「Cracked Brain」のサンプルを貼っておきます。
DESTRUCTIONは4回目のアルバム紹介です。
これまで3枚のスタジオ・フル・アルバムと2枚のEPを紹介しました。
今回は4枚目のスタジオ・フル・アルバムCracked Brainのことを書いていきます。
Schmierがいないアルバムですが、このアルバムはリアル・タイムで購入しました。
何故だったか覚えていませんが、SchmierがいないDESTRUCTIONを聴いてみたかったんだと思います。
Schmierが脱退後、結成したHEADHUNTERもリアル・タイムで購入していることから、聴き比べしたかったのでしょう。
この作品を聴いて思ったのは、DESTRUCTIONの個性のひとつだったSchmierのヴォーカルでないことに違和感を感じました。
DESTRUCTIONという名前ではなく、違うバンド名にした方が良かったかも知れません。
しかし、スラッシュ・メタル・アルバムとしては、良い作品だと思います。
今では、SchmierがいないDESTRUCTIONは考えられないですが、どういう風な感じに仕上がっているか、興味をお持ちになられたら、一度聴いてみてください。
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