にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第356回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドFORBIDDENのOmega Waveです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Russ Anderson – Vocals
Craig Locicero – Guitars (Lead)
Steve Smyth – Guitars (Lead, Acoustic (6 & 12-String))
Matt Camacho – Bass
Mark Hernandez – Drums
【Guest / Session】
Dick Cherry – Drums (Track 1)
Ed Flame – Drums (Track 1)
Todd Chablis – Drums (Track 1)
Wilson Via Copela – Drums (Track 1)
Eric Kretz – Piano (Track 1)
Chuck Billy – Vocals (Backing) (Track 3)
Steve “Zetro” Souza – Vocals (Backing) (Track 3)
オリジナル・メンバーは、ヴォーカルのRuss Anderson、ギターのCraig LociceroとベースのMatt Camachoの3人です。
オリジナル・メンバーだったギターのGlen AlvelaisとドラムスのPaul Bostaphは参加していません。
ドラムスのPaul BostaphはSLAYERでの活動が有名です。
また、3曲目のゲストは豪華ですね。
TESTAMENTのChuck Billyと当時はEXODUSを抜けていたSteve “Zetro” Souzaが参加しています。
曲を聴いたら、両者の声はすぐに分かります。
Omega Waveは5枚目のアルバムで、2010年10月22日(欧州)、2010年10月26日(米国)にNuclear Blastからリリースされました。
全12曲収録で、収録時間は約62分です。
国内盤も、2010年12月22日にSeven Seasからリリースされました。
収録曲は以下の通りです。
Alpha Century
Forsaken At The Gates
Overthrow
Adapt Or Die
Swine
Chatter
Dragging My Casket
Hopenosis
Immortal Wounds
Behind The Mask
Inhuman Race
Omega Wave
12曲目のタイトル・トラック「Omega Wave」は、ミュージック・ビデオが作られました。
FORBIDDENは3枚目のアルバム紹介です。
1997年にリリースされた4枚目のアルバムGreen以来、約13年振りにリリースされた5枚目のアルバムです。
何度か解散、復活を繰り返していた中での復活作です。
当時は、あのFORBIDDENが復活する、と期待していた記憶があります。
Nuclear Blastからのリリースだったので、簡単に手に入れることができました。
期待していたのは、やはりデビュー・アルバムForbidden Evilのような勢いのある作品でした。
Omega Waveを初めて聴いた時、正直、戸惑いました。
1曲目のインストから2曲目の疾走曲の展開は期待を抱かせるものでした。
しかし、それ以降は、疾走曲もありますが、ヘヴィなミドル・テンポの曲が増えていきます。
ヴォーカルもあの伸びやかなハイ・トーンは、ほとんど聴くことができません。
ヘヴィな楽曲に合わせての歌い方になっています。
ピュアなスラッシュ・メタルとはちょっと違いますが、初期FORBIDDENのことを忘れて聴くと、悪くない作品だと思います。
2023年にFORBIDDENは復活したようです。
原点回帰してのアルバムを期待したいと思います。
Omega Waveに興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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