にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第399回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドHEATHENのEmpire Of The Blindです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
David R. White – Vocals
Lee Altus – Guitars
Kragen Lum – Guitars, Vocals (Backing)
Jason Mirza – Bass
Jim DeMaria – Drums
【Guest / Session】
Gary Holt – Guitars (Lead) (Track 10)
Rick Hunolt – Guitars (Lead) (Track 10)
Doug Piercy – Guitars (Lead) (Track 10)
Zeuss – Vocals (Backing)
ゲストは、EXODUSのGary Holt、EXODUSの元メンバーRick HunoltとHEATHENの元メンバーで、今はBLIND ILLUSIONのDoug Piercyが参加しています。
Empire Of The Blindは4枚目のアルバムで、2020年9月18日にNuclear Blastからリリースされました。
全12曲収録で、収録時間は約48分です。
国内盤も、2020年9月18日にChaos Reignsからリリースされました。
輸入盤と国内盤は内容は同じです。
収録曲は以下の通りです。
This Rotting Sphere
The Blight
Empire Of The Blind
Dead And Gone
Sun In My Hand
Blood To Be Let
In Black
Shrine Of Apathy
Devour
A Fine Red Mist
The Gods Divide
Monument To Ruin
5曲目の「Sun In My Hand」は、ミュージック・ビデオが作られました。
2曲目の「The Blight」、3曲目の「Empire Of The Blind」、6曲目の「Blood To Be Let」と7曲目の「In Black」は、リリック・ビデオが作られました。
5本もビデオを制作するということは、レーベルであるNuclear BlastはHEATHENの新作のプロモーションに力を入れていたということでしょうか。
HEATHENは4枚目のアルバム紹介です。
今回で、HEATHENの全てのスタジオ・フル・アルバムの記事を書いたことになります。
前作The Evolution Of Chaosのリリースが2010年。
リーダーであるLee AltusがEXODUSに参加していることも関係しているのでしょうか。
長い間、待ちました。
約10年振りの作品です。
今作Empire Of The Blindを初めて聴いた時、聴きやすくなった印象を持ちました。
過去3作品と比べても、テクニカルな面は減退して、ストレートな作風になった気がします。
これまでの作品であった長尺の曲も約6分の曲が2曲と少なくなりました。
そして、疾走曲、ミドル・テンポの曲やスローな曲などいろいろなタイプの曲が収録されていて、最後まで飽きません。
理由は、全曲Kragen Lumが書き、Lee Altusが曲を書いていないからでしょうか。
それでも、良質な作品には変わりありません。
むしろ、自分は好きな作品の部類に入ります。
何度も書きますが、聴きやすい作品です。
もし、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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