にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第402回です。
今回紹介するのは、ドイツのバンドTANKARDのThe Meaning Of Life / Alienです。
TANKARDは3回目の紹介です。
紹介したアルバムやEPの枚数に換算すると、4枚のアルバムと1枚のEPになります。
前回のChemical Invasion / The Morning Afterのカップリング盤に続いて、今回もThe Meaning Of Life / Alienのカップリング盤の紹介です。
当時、日本のレーベルであるVictorが企画・販売していたカップリング盤になります。
この作品は、1990年12月16日にVictor Musical Industriesからリリースされました。
全16曲収録で、収録時間は約71分になります。
収録曲は以下の通りです。
The Meaning Of Life
Open All Night
We Are Us
Dancing On Our Grave
Mechanical Man
Beermuda
The Meaning Of Life
Space Beer
Always Them
Wheel Of Febirth
Barfly
Wonderful Life
Alien
Alien
666 Packs
Live To Dive
Remedy (Rose Tattoo)
(Empty) Tankard
11曲目の「Wonderful Life」は、オリジナル盤には収録されていません。
再発された時のボーナス曲となっています。
それでは、それぞれの作品の紹介をしていきたいと思います。
まずは、The Meaning Of Lifeです。
下はアルバム・ジャケットになります。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Andreas “Gerre” Geremia – Vocals (Lead & Backing)
Andy Boulgaropoulos – Guitars
Axel Katzmann – Guitars
Frank Thorwarth – Bass
Arnulf Tunn – Drums
【Guest / Session】
Tommy – Vocals (Backing)
Ken Kennedy – Vocals (Backing)
先にリリースされたファーストEPのAlienからドラマーが変わっています。
オリジナル・ドラマーだったOliver Wernerが脱退しました。
The Meaning Of Lifeは4枚目のアルバムで、1990年9月1日にNoise Recordsからリリースされました。
全10曲収録で、収録時間は約50分です。
収録曲は以下の通りです。
Open All Night
We Are Us
Dancing On Our Grave
Mechanical Man
Beermuda
The Meaning Of Life
Space Beer
Always Them
Wheel Of Febirth
Barfly
7曲目の「Space Beer」は、ミュージック・ビデオが作られました。
前作The Morning Afterに比べると、ドラマーが変わった影響か分かりませんが、疾走感はありますが、勢いは若干控えめになった気がしました。
しかし、TANKARDらしさは健在なので、安心して聴くことができる作品になっています。
ちなみに、2005年にNoise Recordsから再発されたCDには、オリジナル盤には収録されていなかった曲「Wonderful Life」の他に、ライブ5曲がボーナス曲として収録されています。
次に、ファーストEPであるAlienです。
下がジャケットになります。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Andreas “Gerre” Geremia – Vocals
Andy Boulgaropoulos – Guitars
Axel Katzmann – Guitars
Frank Thorwarth – Bass
Oliver Werner – Drums
オリジナル・ドラマーであるOliver Wernerの最後の作品となりました。
Alienは1枚目のEPで、1989年2月にNoise Recordsからリリースされました。
全5曲収録で、収録時間は19分です。
収録曲は以下の通りです。
Alien
666 Packs
Live To Dive
Remedy (Rose Tattoo)
(Empty) Tankard
4曲目は、オーストラリアのハード・ロック・バンドROSE TATTOOのカバー曲「Remedy」です。
5曲目は、ファースト・アルバムZombie Attackに収録されていた曲の再録バージョンと思われます。
1曲目のタイトル・トラック「Alien」のサンプルを貼っておきます。
カップリング盤を聴いていると、Alienが始まるとすぐに分かります。
サード・アルバムThe Morning Afterの路線のままです。
制作やリリースした時期にもよりますが、EPであるAlienの方が勢いがあるような気がします。
現在、このカップリング盤やTANKARDの初期作品を新品で入手するのは、困難なようです。
それでも、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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