にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第637回です。
今回紹介するのは、カナダのバンドSACRIFICEのApocalypse Insideです。

上は2013年に再発された時のアルバム・ジャケットです。
下は同じく2013年に再発された時に付いていたスリップケースです。

そして、オリジナル盤のアルバム・ジャケットは下になります。

このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Rob Urbinati – Vocals, Guitars
Joe Rico – Guitars
Scott Watts – Bass
Michael Rosenthal – Drums
前作からドラムが交代しています。
Apocalypse Insideは4枚目のアルバムで、1993年6月15日にMetal Blade Recordsからリリースされました。
全9曲収録で、収録時間は約40分です。
ちなみに、このアルバムのプロデューサーは、カナダのスピード/スラッシュ・メタル・バンドRAZORのギターであるDave Carloが務めています。
自分はオリジナル盤を持っていますが、デジタル配信で入手したものです。
デジタル配信で購入したのは、フィジカルでこのアルバムが手に入れられなかったからです。
しかし、2013年12月22日にMarquee Recordsから2枚組CDで再発されることを知り、こちらも購入しました。
2枚組CDには、リハーサルやライブなど大量のボーナス曲が収録されています。
なので、全32曲収録で、収録時間は約157分です。
2枚組CDの収録曲は以下になります。
[Disc 1]
[Apocalypse Inside]
My Eyes See Red
Apocalypse Inside
Flesh
Salvation
Beneath What You See
Incarcerated
Ruins Of The Old
The Lost
Freedom Slave
[Rehearsal Feb 08, 1990]
In Defiance
Existence Within Eternity
Soldiers Of Misfortune
The Lost #1
The Lost #2
[Live Tampa, Florida Nov 29, 1991 – Part 1]
The Entity
Soldiers Of Misfortune
Homicidal Breath
[Disc 2]
[Live At Bannisters, Hamilton Mar 23, 1991]
Lost Through Time
Soldiers Of Misfortune
Forever Enslaved
The Entity
Pawn Of Prophecy
Homicidal Breath
Flames Of Armageddon
As The World Burns
Existence Within Eternity
Re-Animation
Necronomicon
Truth
[Live Tampa, Florida Nov 29, 1991 – Part 2]
Lost Through Time
Turn In Your Grave
Re-Animation
Disc 1の3曲目の「Flesh」は、ミュージック・ビデオが作られました。
SACRIFICEは4枚目のアルバム紹介です。
前作Soldiers Of Misfortuneから約3年経って発表されました。
何といっても、このアルバムの話題は、上にも書きましたが、RAZORのDave Carloがプロデューサーを務めていることです。
SACRIFICEとRAZORの融合が期待されましたが、その期待は裏切られます。
時代背景がそうさせたのかも知れませんが、作風は、ダークで、ヘヴィなものになっています。
疾走チューンもほとんどありません。
この作品を紹介するか悩みましたが、当時のスラッシュ・メタル・シーンを知ってもらうためにも紹介することにしました。
SACRIFICEはこのアルバムをリリースした後、活動を休止します。
スラッシュ・メタル受難期に突入していたので、致し方なかったと思います。
しかし、彼らは2006年に復活し、2009年に復活アルバムを発表します。
そのことは、次回の記事に書きたいと思います。
スラッシュ・メタル低迷期の作品でも、興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
ちなみに、下に貼り付けている広告は、2枚組CDではありません。
ご容赦願います。


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