にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第396回です。
今回紹介するのは、アメリカのバンドTESTAMENTのLowです。
このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Chuck Billy – Vocals
Eric Peterson – Guitars, Vocals (Backing)
James Murphy – Guitars (Lead)
Greg Christian – Bass
John Tempesta – Drums
【Guest / Session】
Damien Gallegos – Vocals (Backing)
TESTAMENTで初めてメンバー・チェンジが起こり、前作までリード・ギタリストだったAlex SkolnickとドラムスのLouie Clementeが抜けました。
そして、後任として、デス・メタル・バンドDEATHやOBITUARYに参加していたJames Murphyがリード・ギタリストとして、EXODUSに参加していたJohn Tempestaがドラムスとして加入しています。
Lowは6枚目のアルバムで、1994年9月30日にAtlantic Recordsからリリースされました。
このアルバムは、ビルボード200で122位に入りました。
国内盤は、1994年10月25日にEast West Japanからリリースされました。
全12曲収録で、収録時間は約48分です。
輸入盤も国内盤も内容は変わりません。
収録曲は以下の通りです。
Low
Legions In Hiding
Hail Mary
Trail Of Tears
Shades Of War
P.C.
Dog Faced Gods
All I Could Bleed
Urotsukidoji
Chasing Fear
Ride
Last Call
1曲目の「Low」は、ミュージック・ビデオが作られました。
TESTAMENTは6枚目のアルバム紹介です。
この作品は、当時の音楽的な時代背景を反映してか、ヘヴィな作風に仕上がっています。
そして、ヴォーカルのChuck Billyが初めてデス・ヴォイスを披露しています。
元々、野太いヴォーカルでしたが、更に進歩させた感じです。
違和感はありません。
スラッシュ・メタルが低迷していた時期にも関わらず、ビルボード200にもチャート・インするのはさすがです。
疾走する曲もありますが、ヘヴィな曲が多く、スローな曲もあり、単調な内容ではないです。
初期に比べれば、音楽性が変わってしまったかも知れませんが、当時は多くのスラッシュ・メタル・バンドが迷走してしまい、失速していた時期です。
それでも生き残って、Lowのような作品をリリースしたのは、TESTAMENTの凄さだと思います。
興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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