今回は、北欧の国スウェーデンから登場してきた新世代スラッシュ・メタル・バンドを9組紹介したいと思います。
偶然にも、紹介する9組中6組が2026年にスタジオ・フル・アルバムを発表しています。
この機会を逃してはまずいと思い、すぐに紹介することにしました。
スウェーデンと言えば、AT THE GATESやIN FLAMESなどをはじめとしたメロディック・デス・メタルの本場として有名です。
そして、スラッシュ・メタルが盛んな国は、アメリカやドイツなどが思い浮かびますが、スラッシュ・メタルの辺境地であるスウェーデンから9組もほぼ同時に新世代スラッシュ・メタルのバンドが出てくるのは、奇跡的なことだと思います。
そんな彼らに共通するのは、1980年代のベイ・エリア・スラッシュ・メタルやジャーマン・スラッシュ・メタルへの尊敬の念です。
しかし、単なる懐古主義ではなく、別ジャンルであるブラック・メタルやデス・メタルの攻撃性と現代的なヘヴィネスを融合させた音楽性で、新しい時代のスラッシュ・メタルを作り出しています。
紹介する順番は、前身バンドを除いた結成年順になります。
スタジオ・フル・アルバムを中心に紹介しています。
なので、EPやシングルのリリース履歴は除いています。
また、最新作からミュージック・ビデオになった曲や音源のYouTubeを貼り付けています。
参考にしてみてください。
それでは、始めます。
SARCATOR
2018年結成(前身バンドMETAL MILITIAは2014年結成)。
ヴェストラ・イェータランド県トロルヘッタン出身。
ジャンルはブラッケンド・スラッシュ・メタルです。
アルバムは4枚リリース(2026年10月発表の作品を含む)しています。
Sarcator (2020)

Alkahest (2022)

Swarming Angels & Flies (2025)

The Ones We Follow (2026)

バンド名は、ブラジルのブラック/スラッシュ/デス・メタル・バンドSARCÓFAGOとドイツのスラッシュ・メタル・バンドKREATORを合体させたものです。
4作目のThe Ones We Followは国内盤がリリースされます。
音楽性はブラック・メタルとデス・メタルの要素を融合したブラッケンド・スラッシュ・メタルが特徴です。
暴力的なリフと高い演奏力が持ち味です。
ERADIKATED
2021年結成(前身バンドTHE GENERATIONS ARMYは2014年結成で、アルバム1枚を発表している)。
ヘール出身。
ジャンルはスラッシュ・メタルです。
アルバムは2枚リリースしています。
Descendants (2023)

Wiring Of Violence (2026)

THE GENERATIONS ARMYとして中学生くらいから活動していたメンバーによって結成された実力派です。
ベイ・エリア・スラッシュ・メタルを土台にしながらも、現代的なヘヴィネスやグルーヴ感を融合しています。
ETERNAL EVIL
2019年結成。
ストックホルム出身。
ジャンルはブラック/スラッシュ・メタルです。
アルバムは3枚リリースしています。
The Warriors Awakening… Brings the Unholy Slaughter! (2021)

The Gates Beyond Mortality (2023)

Forever Feared (2026)

DESTRUCTION、KREATORやSODOMを彷彿とさせるジャーマン・スラッシュ色の強いサウンドに、ブラック・メタルの邪悪な雰囲気を加えた音楽性です。
しかし、最新作では、パワー・メタル的な要素も感じることができます。
SAVAGE MANIA
2019年結成。
イェヴレボリ県ボルネス出身。
ジャンルはスラッシュ・メタルです。
アルバムは1枚リリースしています。
Demonic Assault (2025)

ジャーマン・スラッシュ・メタルからの影響が非常に強く、スピード感あふれるリフと荒々しいボーカルが魅力です。
KREATORやSODOMからの影響を感じさせながらも、現代ならではのタイトな演奏で聴かせます。
ATONEMENT
2020年結成。
ストックホルム出身。
ジャンルはブラック/スラッシュ・メタルです。
アルバムは1枚リリースしています。
Sadistic Invaders (2023)

1980年代のスラッシュ・メタルの攻撃性を現代に蘇らせる期待の新鋭です。
純粋なスラッシュ・メタルの範疇から外れるかも知れませんが、スラッシュ・メタルの疾走感にデス・メタルやブラック・メタルの邪悪さを加えた強烈なバンドです。
HOSTILIA
2021年結成。
ヴェストラ・イェータランド県イェーテボリ出身。
ジャンルはスラッシュ・メタルです。
アルバムは2枚リリース(2026年10月発表の作品を含む)しています。
Face The Fire (2025)

The Curse Of Khamun (2026)

スラッシュ・メタル全盛期へのリスペクトを全面に押し出したオールド・スクール・スラッシュ・メタルです。
EXODUSやFORBIDDENを思わせるリフが満載で、1980年代ベイ・エリア・スラッシュ・メタル好きにはたまらないサウンドです。
RAZORVOID
2021年結成。
ヴェストラ・イェータランド県イェーテボリ出身。
ジャンルはスラッシュ・メタル/パンクです(Hellish Metal-Punkと自称しています)。
アルバムは1枚リリースしています。
Into The Void (2026)

スラッシュ・メタルを中心に、ブラック・メタル、スピード・メタル、D-Beatやパンクなどの要素を取り入れた、荒々しく攻撃的なサウンドを聴くことができます。
まだ大きな知名度を持つバンドではありませんが、アンダーグラウンド・シーンから登場したバンドとして注目しておきたい存在です。
DISARRAY
2022年結成。
ストックホルム出身。
ジャンルはスラッシュ・メタルです。
アルバムは2枚リリースしています。
Evil Is Reborn (2023)

Religious Disease (2024)

初期KREATORを思わせる攻撃性を持ったバンドです。
1980年代後半のヨーロッパのスラッシュ・メタルを再現したかのようなサウンドを志向しています。
BLOODSTAIN
2023年結成。
ストックホルム出身。
ジャンルはスラッシュ・メタルです。
アルバムは1枚リリースしています。
Bloodstain (2026)

2024年のデビューEPのI Am Deathが国内盤としてリリースされました。
本作も国内盤がリリースされます。
若手とは思えない完成度で話題となった新鋭です。
伝統的なヘヴィ・メタルとオールド・スクール・スラッシュ・メタルを融合させた音楽性を体現しています。
いかがだったでしょうか。
スウェーデンはデス・メタルの本場ですが、それだけではありません。
今回、紹介したような新世代スラッシュ・メタル・バンドも登場してきています。
そして、彼らは新しいスラッシュ・メタル・シーンを形成しています。
日本ではまだ知名度が高くはないですが、「最近のスラッシュメタルを探している」や「若手バンドを開拓したい」という方には、ぜひチェックしてほしいシーンです。
もし、記事を読んで、興味をもたれたなら、音源を聴いてみてください。
お気に入りのバンドが見つかるかもしれません。





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