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1990年代前半のスラッシュ・メタル転換期の作品を聴いてみよう

雑談
この記事は約5分で読めます。

1980年代後半は、そのスピードと攻撃性を武器にヘヴィ・メタル・シーンを席巻し、スラッシュ・メタルは全盛期を迎えました。

しかし、1990年代前半は、スラッシュ・メタルというジャンルにとって、転換期となりました。

それまでスラッシュ・メタルが占めていた場所に、新たに台頭してきたデス・メタル、グルーヴ・メタルやオルタナティブといった他のジャンルが取って代わり、その場所を奪われてしまうのです。

また、1991年には、スラッシュ・メタルの代表格的バンドMETALLICAが音楽性を大きく変更したアルバムMetallica(Black Album)をリリースしました。

これらのことが重なり、多くのスラッシュ・メタル・バンドは方向性や音楽性の変化を求められ、スラッシュ・メタルがシーンから徐々に消えていくのです。

そういった状況になっても、スラッシュ・メタル・バンドの中には、まだスピードと攻撃性を維持し、変化しなかったバンドもいました。

今回は、1990年代前半の転換期でも、スラッシュ・メタルを貫き通した作品を聴いて、記事を書くことにしました。

なお、作品の大半は、1991年リリースの作品です。

転換期が始まった1991年は、まだスラッシュ・メタルがスラッシュ・メタルであり続けることが許された最後の年でもありました。

環境や状況が変化した1992年の作品もありますが、頑固にスラッシュ・メタルを貫き通した作品になります。

選んだ作品は10枚です。

バンド名のアルファベット順で紹介しています。

アルバム・ジャケットとYouTubeを貼っておきます。

作品を探す際の参考にしてください。

また、重要なバンドが抜けているかも知れませんが、ご容赦願います。

それでは始めます。

DARK ANGEL – Time Does Not Heal

1991年2月19日、Combat Recordsからリリース。

4枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤は1991年4月25日、Sony Recordsからリリース。

9 Songs, 67 Minutes, 246 Riffs!というフレーズで知られる複雑な展開を聴くことができる作品。

DEMOLITION HAMMER – Epidemic Of Violence

1992年3月23日、Century Media Recordsからリリース。

2枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤のリリースはなし。

この時代としては珍しくドカドカと突進するゴリゴリのスラッシュ・メタル。

DEVASTATION – Idolatry

1991年4月23日、Combat Recordsからリリース。

3枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤のリリースはなし。

疾走感と勢いを感じることができる突撃系スラッシュ・メタル・アルバム。

HEATHEN – Victims Of Deception

1991年4月12日、Roadracer Recordsからリリース。

2枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤は1991年5月21日、Far East Metal Syndicateからリリース。

長い曲が多いが、緩急の展開のあるテクニカルなスラッシュ・メタルを楽しめる。

INVOCATOR – Excursion Demise

1991年4月10日、Black Mark Productionからリリース。

1枚目のアルバム。

デンマーク出身。

国内盤のリリースはなし。

スピードと勢いを失わず、終始アグレッシブで、テクニカルな作品。

LAAZ ROCKIT – Nothings Sacred

1991年11月27日、Roadracer Recordsからリリース。

5枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤は1992年3月21日、Pony Canyonからリリース。

ヘヴィさは感じますが、典型的なベイ・エリア・スラッシュ・メタルを聴くことができる作品。

OVERKILL – Horrorscope

1991年9月3日、Megaforce Recordsからリリース。

5枚目のアルバム。

アメリカ出身。

国内盤は1991年9月25日、Megaforce Records(多分、レーベル違います)からリリース。

名作とされるアルバムで、後半は重くなりますが、前半の疾走感は半端なく心地よい。

SEPULTURA – Arise

1991年3月25日、Roadrunner Recordsからリリース。

4枚目のアルバム。

ブラジル出身。

国内盤は1991年6月21日、Far East Metal Syndicateからリリース。

傑作と名高い前作に続いてリリースされた1991年スラッシュ・メタルの基本的作品。

SODOM – Tapping The Vein

1992年8月1日、SPV / Steamhammerからリリース。

5枚目のアルバム。

ドイツ出身。

国内盤は1992年10月21日、Metal Maniaからリリース。

落ち着いた作風だった前作から一変し、スピード満点の凶暴なアルバム。

TANKARD – Stone Cold Sober

1992年6月9日、Noise Recordsからリリース。

5枚目のアルバム。

ドイツ出身。

国内盤は1992年7月22日、Victorからリリース。

この時期によく許されたと思われる疾走感と勢いを兼ね備えたピュアなスラッシュ・メタル。

以上になります。

この中には、これらの作品をリリースした後、音楽性を変化させるバンドも出てきますが、時代背景を考えると仕方がないと思います。

紹介した作品は、1990年代前半の転換期でもスラッシュ・メタルを守ってくれた作品です。

改めて、聴き直してみようと思います。

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