にわかがおすすめするスラッシュ・メタル・アルバムの第556回です。
今回紹介するのは、オランダのバンドPESTILENCEのMallevs Maleficarvmです。

このアルバムのレコーディング・メンバーは以下の通りです。
Martin van Drunen – Vocals (Disc 1, Disc 2 : Track 5-9)
Patrick Mameli – Guitars (Lead), Bass, Vocals (Disc 2 : Track 1-4)
Randy Meinhard – Guitars
Marco Foddis – Drums
【Guest / Session】
Kalle Trapp – Synthesizer (Track 9)
シンセサイザーでゲスト参加しているKalle Trappは、この作品のプロデューサーで、他にはBLIND GUARDIANやDESTRUCTION等をプロデュースしている著名な人物です。
Mallevs Maleficarvmは1枚目のアルバムで、1988年9月26日にRoadrunner Recordsからリリースされました。
全10曲収録で、収録時間は約39分です。
自分はオリジナル盤を持っていません。
自分が持っているのは、2017年9月22日にHammerheart Recordsが再発した2枚組CDです。
CDの1枚目は、Mallevs Maleficarvmの本編、2枚目は1987年に制作した2本のデモDysenteryの4曲、The Penanceの4曲と1988年のコンピレーションTeutonic Invasion IIコンピレーションに提供した未発表曲1曲が収録されています。
なので、全19曲収録で、収録時間は約78分です。
2枚組CDの収録曲は以下の通りです。
[Disc 1]
[Mallevs Maleficarvm]
Malleus Maleficarum / Anthropomorphia
Parricide
Subordinate To The Domination
Extreme Unction
Commandments
Chemotherapy
Bacterial Surgery
Cycle Of Existence
Osculum Infame
Systematic Instruction
[Disc 2]
[Dysentery Demo 1987]
Against The Innocent (Demo)
Delirical Life (Demo)
Traitor’s Gate (Demo)
Throne Of Death (Demo)
[The Penance Demo 1987]
Into Hades (Demo)
Before The Penance (Demo)
Affectation (Demo)
Fight The Plague (Demo)
[Teutonic Invasion II compilation 1988]
Hatred Within
Disc 1の1曲目「Malleus Maleficarum / Anthropomorphia」のサンプルを貼っておきます。
PESTILENCEは初めてのアルバム紹介になります。
オランダのエンスヘデーの出身です。
1986年に結成。
1994年に活動停止。
2008年から2014年までと、2016年から現在まで活動しています。
ジャンル的には、初期はデス/スラッシュ・メタルですが、後にプログレッシブ・デス・メタルになります。
PESTILENCEと言えば、2枚目のアルバムConsvming Impvlseの蟻のアルバム・ジャケットが知られたバンドです。
音楽的にも、初期デス・メタルの名盤として知られています。
今回は、スラッシュ・メタル色の強い1枚目のアルバムMallevs Maleficarvmのことを書いています。
速さと展開のある楽曲に、早口のヴォーカルが乗っかるスタイルです。
まだ、デス・メタル色はそんなに強くないですが、スラッシュ・メタルからデス・メタルへの過渡期にある作品です。
上にも書いていますが、このアルバムはスラッシュ・メタルです。
2枚目のCDに収録されている2本のデモですが、音質は悪くないです。
そして、内容は完全にスラッシュ・メタルです。
興味をもたれたなら、一度聴いてみてください。
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